昨日は、院生ゼミがありました。
先生のアドバイスの中に、印象に残った言葉がありました。
それは、ラスムッセンという人の
「現代の旅は星の数を追い求める」という言葉です。
星の数=ミシュラン、つまり現代人の旅は、旅行ガイドを見て、その内容を確認しているだけである。
本当にそれでいいのか?という意味合いだ、というお話でした。
よく似た話で、「わからないからおもしろい」という言葉も私は好きなのですが
旅のだいご味は、初めて足を踏み入れる土地での、新たな発見や出会いにこそ見出せるものだと思います。私は、そのような経験を通じて、生きがいを感じながら、日々成長してこれたと自覚しているからです。
本やCDなんかもそうです。人がおもしろいと言ったものしか読まない、聴かない人が増えているようです。それがおもしろい本だとわかっていたら、それこそある意味つまらないはずです・・・
さて、本日はそんなラスムッセンの言葉に関連して
昨年度の秋から冬にかけて私が参加していたプロジェクトについて報告します。
国交省主催の
「探られる里」という名のプロジェクトの舞台は、大阪府箕面市止々呂美地区。
主役は、11人の学生たち。(京都大学、京都造形芸術大学、神戸芸術工科大学、大阪工業技術専門学校、近畿大学)
大阪にしばらく住んでいましたが、見知らぬ土地でした。新しく、トンネルが開通し、新御堂筋からのアクセスも容易です。都心から車ですぐのところにあるのですが、トンネルを越えれば、そこには自然がたっぷりとありました。(シカとか猪も出ます。)近年では、箕面森町(みのおしんまち)という郊外住宅地のまちびらきも行われたばかりです。
そのほかに、最も特徴的なのは、「日本ではじめてダム建設が途中で、中止になった地」なのです。
・・・
いろいろ、お話したい事情が山ほどあるのですが・・・
お口にチャックをしてお話を進めていきたいと思います(苦笑)
このような土地で、我々、学生プロジェクトメンバーはなにをしたか・・・
それは、とどろみの魅力を我々、「よそもの・わかもの・ばかもの」の視点で探り、それを内外にアピールしていくため、MAPや冊子を作成し、地域の人々の前で発表会を行ってきたのです。
その冊子が、ようやく届きました。(ゼミ室に置いておきますので、ご自由に見てください。)
冊子作りは、プロのグラフィックデザイナーさんに講義をしていただきました。すっげー勉強になった。
なにはともあれ、
ぼくたちがやったこと
それは、ある意味「ミシュラン」を作ることだったわけです。
私たちは、ミシュランのようなガイドブックを作る側の立場なわけです・・・
ただし、この冊子は、ちまたで出回っている「ガイドブック」とは決定的に違っているところがあります。
それは、「地域住民の方々の自慢話や、彼らから教えてもらった魅力などを聞き出し、ガイドブックの内容に反映させている」ところです。つまり、住民参加型ガイドブックなわけです。
これから、私たちは「ミシュラン」を作っていく側として心がけておかなければならないこと。
それは、何か。
これからも自問自答しながら日々精進していきたいと思います。
最後に、やはりこのような「まちづくり」の現場に入って思うこと。それは、人の温かさです。
今回のプロジェクトも住民の方々の協力がなければ、冊子もマップも作れなかったわけです。本当に感謝しています。
ちなみに、今年もこのプロジェクトは、続きます・・・・・・・・
が、がんばります・・・。。
seeeeeijin
付録
ちょっぴり、undergroundなHIPHOPを紹介します。
Sound Providersというグループの曲です。
もっといい曲あるんですが、プロモになっているのが少なかったのでこれを。
こちらもSound Providersこういう感じ、好きなんです。
フランスHIPHOPです。フラ語のラップって聴いたことあります?
ピアノ+HIPHOP
COMMONという有名なラッパーの名曲です。
ひさけんBLOG
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