2010/01/31

体験価値と感受性

M1福田です。本日2発目の投稿です。
発表練習の中において印象的な言葉があったので紹介します。

久先生の師匠の師匠である”西山夘三”先生の言葉からです
「都市計画を学んでいる人間が電車移動の際に本を読むことはおかしい」
という話です。

歩く時とは異なるスピードで風景が動いており
感じ取れる事もきっと異なる

様々な人が様々な事をしていて
時代や地域性を感じ取れるチャンスである など
学ぶことは沢山あると言うことです。


パッと思い浮かんだ場面は今年のsemi旅行での一幕
いつかの井高野井戸端会議でも話をさせて貰ったのですが、

普段の地域とは全く別の地域をバスが走る中
寝息をたてている人が多く。
珍しい集落形態である『散居村』が広がる砺波平野を
多くの学生が見逃してしまったのです。


感受性を豊かに持ち、意識をする事で
あっと言う間に流れてしまう日常から
学べるチャンスを拾い取れるかどうか。
身近な事のように思えて、すぐに忘れてしまいがちです。

本当に大切な指摘を頂きました。

{写真参照}
google 航空写真
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&rlz=1T4ADBR_jaJP235JP236&q=%E9%98%BF%E5%80%8D%E9%87%8E%E3%80%80%E6%9C%AC&lr=&oq=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl
Wikipedia「散居村」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%A3%E5%B1%85%E6%9D%91


ここからは個人的な話を少しだけします。

この前、電車に乗っていて向かい側の人をボーっと見ていると
「家日和」と言うタイトルの本を読んでいました。

カバーとタイトルがとてもかわいい本だった事と
小学校高学年から中学生にかけて好きだった
さくらももこや椎名誠のエッセーみたいで懐かしく思い
携帯ですぐに調べてみました。。。
(人が読んでる本を調べたのは初めてでした)

amazonのレビューで思いのほか評価が高かったので
もう少し調べてみると

著者の奥田英朗さんは直木賞作家であり
装丁は「写真界の芥川賞」とも呼ばれる
木村伊兵衛賞をとった方の写真を使用していると言うことで
帰り際に書店で購入しました。

残念ながらエッセイではなかったのですが
日常の中の非日常性や
ちょっとした人の心の持ち方など
ありふれた日常を小気味良く書かれている短編小説でした。

個人的には
別居中の男性が
自分にとって本当に居心地がの良い空間を作っていき、人生を満喫している様子を
ユーモアたっぷりに描かれた「家においでよ」が好きでした。

詳しいレビューはamazonレビューで皆さん書かれていますので、どうぞ。
【amazon「家日和」URL】
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E6%97%A5%E5%92%8C-%E5%A5%A5%E7%94%B0-%E8%8B%B1%E6%9C%97/dp/4087748529/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1264930872&sr=8-1

今回はこれまでには無い本との出会いだったので
印象に残る一冊になりました。


最近、阿倍野区に関する本で面白い本を見つけたので
また紹介しますね!!

論文発表練習

M1福田です。お久しぶりです。

まずはお礼言わせて下さい
天龍パンフ送ってくれて本当にありがとう。
色々な所で有効活用させてもらいます!!



本日行われた「修論発表練習」にて思うところがあったので
報告+紹介します。

一番のポイントだと思ったのが、
論文を書き上げる事と口頭でのパワポ発表をする事との違いについてでした。

まず、意識しなければならない点として

第一に
論文発表は、共感してもらう場である 
その為には、より具体的な話でイメージを沸かせる事に尽力しなければならない

二つ目に
論文は前に戻る事が出来るが、口頭発表は戻る事が不可能である という点
だから、特に話す順番やストーリー性によりこだわらなければいけない


今思うと、去年の僕は勘違いしていました
(かなり恥ずかしい話なのですが…)

都市計画者の卵としての原点を忘れてしまっていて
「自分が1年間かけて考え、調べてきたことを発表したい」
というエゴからパワーポイントを作っていました。

そうではなくて、発表と言うのは
世の中にある問題点のユニークな解決策や
現在は否定されているものの魅力を
共感してもらう・きっかけを与えることが出来る場であると言うことに気がつきました。

これは、追い込まれて、必死に考えていた去年では気が付けなかった事だと思います。

これから僕も論文を書き上げていく訳なのですが
卒業するための論文ではなく、社会のための論文を書き発表したいと
強く思いました。


3回生へ・・・
テスト期間中で忙しいとは思いますが
この時期に論文や発表の仕上げ部分についての話が聞ける事は
とても貴重な擬似体験ができると言うことです。

明日や明々後日も発表練習はあります。
1年間で最も大切な時期なので内容は濃いです。
興味があれば来て学ぶことは多いと思います!!
(これを伝えたくて今回ブログ書きました 笑)


先生にも常々言われ(若干ニュアンスは異なりますが)
ある企業さんの面接でも言われた事なのですが
この言葉で締めたいと思います。

”学生の本分は論文を書くことです!!
就活なんてとっとと終わらせて論文を本気で書いてください。”
ホントにそう思います。

堅苦しいブログになってしまいました。。。

2010/01/29

天龍村情報雑誌のご案内

どうも、M1あっつ~です。
OGの小坂さんから天龍村のパンフレットが届いたので紹介します。





天龍村についての詳しいことは当時のブログをご覧になっていただけたら分かると思います

http://hisaken2008.blogspot.com/2008/07/blog-post_8303.html


研究室にパンフレットが置いてありますので、興味のある方はもっていってください。
(特に3回生は見たことがないと思うので是非参考にしてください)


4回生でこれだけのものを作り上げた熱意は
本当に見習わないといけないと思います。

2010/01/08

2010始動!!

M1福田です。

2010年もあっという間に1週間が過ぎました。
2日から、時間の許す限り研究室に居るのですが、
研究室に来るメンバーはM2・B4合わせても8人と寂しい感じです。
概要は進んでいますか?

特に他のM1には2週間近く会って無いぞ(泣)元気ですか?
(書いてる途中に今ちゃんが来ました。質の悪い風邪だったとのことです。)

来てるメンバーの話をすると
最近の早野君と平ちゃんの関係なんてホント羨ましくて
熱い話し合いをしている様子をよく見ます。

修論や卒論について話をしている時に
自分だったらこのタイミングなら何を考えるかを基本に考えているのですが
去年自分が卒論に取り組んでいた一杯一杯の状態とは異なり
落ち着いて客観的に捉え・考えられるので
この経験を来年にしっかりと活かしたいと思います。
(テーマが合えば、誰か共同研究しましょう!!!)


概要提出まであと少し。
一番しんどい時期が続きますが頑張って下さい!!
出来る限り応援します!!声かけてください。


1冊ほど本の紹介します。

「ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知」という本です。

P・Fドラッカーについて少し説明すると
自然を見て変化を捉える自然生態学者がいるように
社会をみて変化を捉える社会生態学者と自らを定義する人です。

近代合理主義に疑問符が付けられる今日において
社会的存在としての人間と組織についてとても深いことを
分かりやすい言葉で示して下さっています。

この本は、数々の名著の中から言葉が項目別に引用されていて
1~2ページでコンパクトにまとまっており、非常に読みやすくなっています。

非常に勉強になるものの考え方が多く示されていたので
これからじっくりと1冊1冊読んでいきたいと思います。

みなさんも
「現代最高の哲人」「マネジメントの発明者」
と呼ばれるP・Fドラッカーとの対話を楽しんでみませんか?


P.S
最近就活をしてて
大阪大学 工学部3回生の武地さんと意気投合し、スタッフとして参加しているという
「とことんマーケティング」に誘われたので明日(1/9)参加してきます。
HP:http://www.tokomake.com/top.html
BLOG:http://tokomake.blog.drecom.jp/
ブログの更新のタイプ的にはとても羨ましい感じです!!

最近社員さんや他大学の学生との出会いから
色んな話や刺激を受ける事が楽しくてしょうがない毎日です。
自分も頑張らないと!!!