2008/06/30

~400年の歴史~

みきteaです。


ひさけんBLOGをもっと活用しようと思い、初めて旅行記を書き込みたいと思います。

先週、田舎として慣れ親しんでいる熊本・天草に行ってきました。いつもは空港に降り立つと真っ直ぐ天草に向かうんですが、今回は、熊本市内を散策するために、一度バスを下車して熊本市内をまちあるきしてみました。しかし、まちあるきと言っても、この日は活発な梅雨前線の影響で、熊本市内は雨でザーザー。思う存分できませんでした。
しかし、あり得ない豪雨の中、熊本のダイソーでビニール傘を購入して、まちあるきスタートです。ダイソー素敵。Thanks Daiso.
上の写真は通町筋です。熊本市のメインストリートです。市電がいっぱい走っていました。




道路の中心を市電が走り、それを挟むようにして車が、バスが走っている。


この光景がとても新鮮で、でもどこか懐かしくて…そんな気分になりました。

そして、ここからの目的は熊本の一シンボルでもある熊本城です。



途中、熊本城稲荷神社がありました。通称『白髭さん』と呼ばれているそうです。
熊本城の守護神として祀ったそうです。




次は、加藤神社。豊臣秀吉の家臣として活躍しこの時代に肥後を領地として拝領している加藤清正が祭神です。熊本城を築城した人です。偉いんです。



ここで、『武蔵タクシー』発見!!思わず撮っちゃいました。

NHK大河ドラマの影響はスゴイ。



さらにここから、熊本城の天守閣が見えています。




城に向かって歩いていくと、一番初めに見えたのが↓

宇土櫓です。これは国の指定重要文化財にも指定されています。
宇土櫓は、唯一残った多層櫓だそうで、第3の天守閣とも呼ばれています。天守閣に負けないぐらい立派な外見でした。




そして、頬当御門(ほほあてごもん)をくぐって、天守閣へ向かいました。
路を挟む、石垣がスゴイ!!迫力満点でした。雨の後で、足場はヌルヌル…泣



そして...

これが天守閣です。左が大天守、右が小天守。さすが城の主。黒と白の調和が美しい。これがまさしく『和』でもあるんでしょうか。1960年に、鉄筋コンクリートで外観を修復しています。
あと、熊本城の石垣は『清正流石垣』と呼ばれていて、独特の弧を描く扇の勾配だそうで、下は30度ほどの緩やかな勾配に対し、上は75度の絶壁になっています。敵が攻めて来ても、この急な勾配では侵入できないため『武者返し』とも呼ばれているそうです。

天守閣内部は熊本博物館分館となっていて、見学できました。
1階は加藤家時代、2階は細川家時代、3階は西南戦争関連の資料を展示していました。
時代ごとにわかりやすく紹介されていたり、模型が展示されていたので、歴史が苦手な私でも十分理解できました。


撮影禁止だとわからず(本当か!?笑)内部で、唯一撮った一枚がこれ。
黒革包紺糸威(くろかわづつみこんいとおどし)。
名前が長く、カツゼツが…
かっこいー。重そうー。頭の上の羽邪魔にならないのかなー。などアホなことを考えて、5分間ほどこの前で立ち止まっていました。
そして、天守閣の一番てっぺんへ。

最上階からは熊本市を一望できました。悪天候で景色の心配をしていましたが、思ったより晴れていて、綺麗でした。
風がとても気持ちよかったです。
右に見えるは、宇土櫓
出口↓
2007年に熊本城は400歳を迎えたということで、終始城内外はお祝いムード。私が行った時期は築城400年祭が実施されている様子で、賑やかでした。いい瞬間に行けたと思います。
後世の人が歴史を祝うって、よくよく考えればなんだか素敵なことだな~と思いました。


今回は滞在期間の関係で、満足いくほど堪能できませんでしたが(熊本城メイン)おいしい馬刺しと、少しばかりのお小遣いをもらったので、小満足して帰ってきたのです。

お土産は、海老せんべいと母の実家で作っている晩柑(バンカン)です。海老せんべいはもう無くなってしまったようですが、晩柑はまだまだありますよー。言ってくれれば、いつでも持っていきます。笑

あなたは自己紹介が得意ですか?

せいじんです。

友人の岡山翔と共に、学生向けのコミュニケーションやファシリテーションをテーマにしたワークショップを主催しています。団体名は、JFK。・・・略は、もちろん、ウイリアムス、藤川、久保田、ではありませんが、完全に「の威を借る狐」です(笑)(ちょっとうまいこと言えすぎて、うれしいですがw)

JFKの略は、 Jr Facilitation Kansai です。
日本ファシリテーション協会の公認を目指して立ち上げ、今回で2回目です。

6/28(土)、近畿大学にて行ったJFKの2回目
テーマは「自己紹介」。

あなたは、自己紹介が好きですか?
得意ですか?自信満々で「はい」と答えられる人って、実はあまり多くないのでは。(我々学生のみならず・・・)しかも、自己紹介とは、相手に自分をアピールできるチャンスにも関わらず、そのチャンスをものにできている人は、どれくらいいるのでしょうか。 (サッカー日本代表の決定力不足を嘆いている場合ではないほどに・・・w)
コミュニケーションの第一歩である自己紹介。しょっぱなで、好印象を相手に持ってもらえれば、その後の人間関係や組織への順応も、円滑にできるはずです。 (第一印象は重要って、よく言われますよね。)

このような、コンセプトでテーマを「自己紹介」に設定したのです。

◆参加者について
今回は、前回よりも参加人数が少なかったですが、大阪樟蔭女子大学から2人、近畿大学の経営学部から3人、そして我々主催者の2人の計7人で行いました。

近畿大学の3人。フットサルの試合の後に駆けつけてくれました。


松蔭女子の二人。


相方の岡山

◆ワークの内容について
そもそも自己紹介って、何だろう?
相手に自分のことを覚えてもらうため?
ためしに、まず普段どおりの自己紹介を行いました。そしてみんなの自己紹介が終わり
一番最初に、自己紹介した人の名前を、違う参加者に「覚えていますか?」と尋ねたところ
まったく答えられなかったのです!また、その他の話の内容もあいまいでした。
その原因として、2つあげられます。
1:自己紹介をする人・・・話す内容に問題あり。
2:自己紹介を聞く人・・・自分の話す内容ばかり、考えてしまい、聞くことに集中できない。
要するに、相互に自己紹介を無意味なものにしてしまっているのです。

このような、導入から、以下のような流れでワークを進めました。

・ワーク1:自己紹介って何?KJ法形式で、みんなの意見を出し合い、整理しました。
1「自己紹介の目的」、2「いい自己紹介とは?悪い自己紹介とは?」、3「いい自己紹介をするためにはどうすれば良い?」

・ワーク2:ワーク1をふまえて、実際に自己紹介を作ってみる。そしてみんなの前で発表します。「いいとこ」「もう少し」「パクリたい」という評価をしました。
PDCA(計画、実行、フィードバック、改善・再検討)サイクルを2回行いました。
もちろん、TPO(フォーマルな場、合コンのような砕けた場)を自己設定し、行いましたが、どような場でも通用する、普遍的なエッセンスも多く発見することができました。

◆まとめ
様々な、気付き、いいアイデアが生まれました。本当に、充実したワークショップだったと思います。具体的には、「自分の名前を最初と最後に言う」、「相手に問いかけをする自己紹介」、「チームビルディングを促すフレーズ」、「この3つの話の中で、1つだけ嘘があります。答えを知りたい人は、のちほど・・・」などなど、さまざまです。
今回我々が、導き出した結論として、いい自己紹介とは何か。それは、好印象をもってもらい、それが次へとつながりとなる自己紹介、です。名前や肩書き、所属などは覚えてもらう必要はなく、後であの人としゃべってみようと思わせられるような自己紹介がいいんじゃないか、と考えました。また、それらをふまえ、自分が何を一番伝えたいのか(名前を覚えてもらいたいのか、自分の趣味なのか)を明確にし、自己紹介のネタをあらかじめ作っておくこと、また、それを普段から練習しておくことも大切であると感じました。


◆最後に
これからも、このようなワークショップを行って行きたいと考えています。
次回のワークショップは、7月の下旬を予定しています。興味のある方は大歓迎です、どしどし参加してください☆

seeeeeijin


卒業設計展示会の知らせ

yamane ko です。


研究室の入口の扉にもポスターを貼ってありますが、
「全国大学・高専卒業設計展示会」が もうすぐあります。
(※卒業研究の人にも関係あり

日時:7月2日(水)~6日(日) 10:00~17:00

場所:大阪市立住まいのミュージアム(大阪暮らしの今昔館) 企画展示室
      地下鉄「天神橋筋六丁目」駅下車③号出口より連絡
      JR大阪環状線「天満」駅から北へ徒歩7分

入場料:無料

詳細→日本建築学会近畿支部(http://news-sv.aij.or.jp/kinki/


これは各大学の各学科(各コース)1名の代表作品が展示してあります。
関西の大学はパネル展示、他の地域の大学はファイリングして閲覧可能となっています。

卒業設計を考えている人は建築学科、他大学の学生の卒業設計がどんなものなのか一度見に行って参考にしてみてください。
また、卒業研究で論文を書く人も全く関係がないというのではなく、どういったテーマを扱っているのか、発想の仕方、プレゼンテーションの方法など学ぶべき要素はたくさんあるので、行くことをお勧めします。


また、久研に配属が決まった3回生やこれから入りたいと思っている2回生、1回生で卒業設計をやりたいと考えている人も見に行って、卒業設計ってどんなものなのか早いうちから知っておく方がいいと思います。

そして今、設計製図を受けている人。
作品は手書きでないものがほとんどですが(たまに手書きのものもあります)、レイアウトやダイアグラム、表現の仕方など参考になることが多いので、自分がかっこいいと思ったら真似てみては。第3課題提出前ということもあるので。


最後に注意として、
ひとつひとつをじっくり見るとかなり時間がかかるので(人にもよりますが)、時間に余裕を持って行った方がいいですよぉー♪

茨木市打ち水 第2回学生チーム打ち合わせ の報告

m2のヤマネ です。



第2回学生チーム打ち合わせ の報告です。

日時:6月25日(水) 18:00~

場所:春日商店街事務所

出席者:茨木市都市計画課 岡田さん
      商店街副理事長  中尾さん
        阪大       中さん
        近大       ヤマネ、はこちゃん、井階くん、浅井さん、西牟田さん     計 8名



打ち合わせの様子です。


中尾さん、岡田さんの差し入れを頂きながら、終始和やかな雰囲気でやっています。
はこちゃん、浅井さんは嬉しそうにがっついています。(笑)
中尾さん、岡田さん、ありがとうございます☆


商店街報告
○商店街には追手門学院大学(以下、追大)が運営するチャレンジショップ「追風」があることもあって、追大も当日違う形で参加します。授業の一環らしく、時間に分かれて40名ほどが参加するらしいです。
    ↓
 焼き鳥、フランクフルト、カキ氷、ダーツ、輪投げなどをやるみたいで、こちらとの調整も兼ねて次回追大とも打ち合わせをやります。

○ビール、飲み物は学生チームに任せる

○盆踊り中止(1週間前にもあるので。)→ライブメインに

○キャンドル  2ℓのペットボトルにトレース紙をまく
                  ↓
          子ども達に事前にトレース紙に絵を書いてもらう
          (一昨年のように↓↓↓)


学生チーム報告
■カフェのメニュー、レイアウト
  ・アイス+クレープ、モナカ、トッピング
  ・だんご、ワッフル、カキ氷
  ・ビール(ビールサーバを使った歩き売り)、チューハイ、フレッシュジュース
  ・七輪で焼き鳥
     ⇒何が売っているのかわかる、大きな看板・メニューが必要
  ・作るところを見せるレイアウト

■りんごあめ
  ・季節的にひめりんご、ぶどうは使えそう。
  ・キャラクター  ミッキー、スズミー(作れる??)

■○○ラリー
  ・スタンプ、お弁当、クイズ ⇒景品:りんごあめ、ビンゴゲームのカード など

■シャボン玉、かざぐるま
  ・弾むシャボン玉、長いシャボン玉、シャボン玉の中に入る  扇風機で飛ばす
  ・ハンガー、フラフープ、ストロー、ざる

■打ち水
  ・水鉄砲(竹で作ったもの)などいろんな方法で。 噴霧器

■まちの写真ショー 
  ・お店の人ってどんな人がいるの?→お店の人のキャラ紹介
  ・ プラカード化 店舗やカフェの前に配置
  ・年齢ごとのpoint of view

■ちょうちん 
  ・商店街全体に飾る→キャンドル、街路灯との兼ね合い

●ユニホーム
  ・甚平、浴衣にほぼ決定 

◇どの時間帯に何をやるか。 
◇値段は? ワンコインなどの子どもでも買えるように。
◇商店街の交通問題(車、自転車が通るので)
◇ただ売るだけでなくゲーム要素を入れる←子どもが喜ぶ
◇当日、商店街は半分が営業、半分が休業→商店街の方々がどれくらい協力してくれるか


【今後の予定】
明日、6月30日(月) 15:00~ 阪大にてシャボン玉、かざぐるまの実験をすることになりました。阪大に行ってみたい人、シャボン玉を作りたい人も大歓迎です☆明日、13時に研究室を出るので行きたい人は研究室に集合。

次回、7月8日(火) 18:00~ 追大との打ち合わせ  場所:未定
追大は8人くらいでほとんどが女の子らしいーよ♪



2008/06/28

堀公俊:分水嶺の旅

M2の信川です。

私は、NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)に所属しています。
ファシリテーションとは何か。それを知ったのが、久先生の授業でした。自分のコミュニケーション力を見つめなおすことよりも、「これからは、ネットワーク型社会になっていく。その際に支援・協働といったキーワードが重要になってくる」という、その世界観に深く共感し、当協会に入会しようと決意しました。今年で、所属して3年目になります。石の上にも三年と、言いますが、なんとか自力でワークショップを企画・運営し、参加者に満足してもらえる場を創造できるようになりました。もともと、コミュニケーション能力が低い人間なので、はじめは悪戦苦闘してたけど、何かと成長している自分に自信が持てるようになってきました。

さて、今回は、FAJの立ち上げ人であり、初代会長である、堀公俊さんについてのお話です。
堀さんには、いつもお世話になっています。僕が勝手にファシリテーターの師匠と、あがめている人です。いつも大変、刺激を受けています。専門的なスキルのみならず、何気ない問いかけやしぐさを観察するだけで勉強になっているのです。

そんな、堀さんが先日、NHKの番組に出演されました。
「熱中時間」という番組です。

出演したのは、ファシリテーションに関してではありません、実は(笑)
「分水嶺」です。
分水嶺??
なんと、彼は「分水嶺」(山に降った雨が左右どちらの斜面を流れるか、それを分ける境界)の第一人者なんです。それ最近知りました。立派な本も出されています。ある日、FAJの定例会に行ったとき、堀さんの顔がまっくろでした。真冬に(笑)この人は、普段何やってるんだろ、という疑問が頭の片隅にずっとありましたが、ようやく謎が解けた思いです。


分水嶺を巡る旅、ってのは、まさに地理学。景観学なわけです。
つまり、我々の専門分野の一つなわけですよね。

そういった意味でも、FAJのボスへの尊敬とあこがれは強くなる思いです。

ファシリテーションと分水嶺・・・
強烈な「ニソクノワラジ」に見えますが、よく考えてみると、我々の専門分野と「ファシリテーション」って密にかかわりがあるんですよね。

私も、そのような人間になるために、これからも日々精進していきたいです。


seeeeeijin

2008/06/27

ひさけん3回生歓迎会のお知らせ

このブログ、ひさけん3回生の人は見てくれてるかなぁ~??


いよいよ3回生のゼミ配属が決定しましたね♪


そこでなんですが、久研究室にて

3回生と4回生、院生のみんなで懇親会を

行いたいと思います。


日時は7月4日、17:30~です。

 
特に3回生はどんなことをするのか?どんな環境なのか?いろんな不安があると思います。


そういったことを吹き飛ばすためにも、みんなで話し合って楽しみましょう♪


お菓子でも食べながらリラックスモードでだべりましょう(笑)


参加者は、4回生の中村までご連絡お願いします。
アドレス
pokapoka9@pdx.ne.jp

これを見た3回生はほかのひさけん3回生にも教えてあげてください♪

2008/06/26

虫眼とアニ眼

M2のせいじんです。






久しぶりに研究室で日誌を書いてみます。


今日は、日直さんがいなかったので院生ばかりのある意味寂しい(笑)一日でしたが

お昼過ぎに、2回生の女の子3人がゼミを訪問してくれました。何かと噂されている(笑)2回生と初対面でしたが、とても明るく元気な人たちでした。寂しい院生の先輩達に、元気を分けてくれて、みんな感謝しているはずです。


___________________________



ここ2日間で、かなりの本を買いました。

大学通りの古本屋と、大好きな本屋「ジュンク堂(難波店)」においてです。
今日はその中でも1冊、我が研究室にふさわしい内容の本をご紹介します。

「虫眼とアニ眼」(新潮社)です。
養老孟司と宮崎駿の対談本です。

対談内容は、もちろんいいんですが、今回ぜひご紹介したいのがこの本のイントロです。

はじめに、宮崎駿の描いた漫画が掲載されているのですが、そこには彼が思い描く、将来のまちづくり・建築の理想像が、あのあったかいアニメで描かれているのです。(表紙画像に描かれているのがその一部です。)

我がゼミでは、「子育て」、「コミュニティー」、「緑化」をキーワードにした論文や設計を試みる人が多いですが、それらに興味のある人には、観てもらいたい世界観です。

seeeeeijin

ひさけんBLOG

2008/06/24

地球の反対側に行ってきました

先週1週間、友人と二人でペルーに行ってきました。
日本のほぼ反対にあたり、直行便もないため、到着まで20時間以上かかります。

アメリカのヒューストンで乗り継ぎ、ペルーの首都、リマへ。



銀行に併設された博物館で、インカ以前に栄えた文明の品々が展示されていました。
金を使った細工は、かなり以前から行われていたようです。
動物の描写が多く、そのデザインは現代にも通用するようなものに感じました。
南アメリカと言えばインカ帝国、と想像していましたが、インカ帝国の時代はスペインが来るまでのたった数百年間だそうです。





町の広場に面して、大きな聖堂があります。

写真を写す直前まで、市内観光か社会見学に来ていた小学生が、聖堂前の階段で記念撮影をしていたのを見ると、リマを代表する建築物のようです。



建築学科出身者としては、建物の建て方も気になるところです。


たまに大地震があるためか、建物の多くは鉄筋コンクリート造を基本としており、鉄筋もしっかりと入っていました。

太さが日本と比べると細いような気もしますが・・・


次の日はリマからクスコへ飛行機で移動します。


アンデスを横に見ながら飛ぶのですが、窓際の席に座っていた老夫婦が席を替わってくれたので、山々の連なりを間近に見ることができました。


山にはほとんど木がなく、高い山は頂上に雪を頂いているなど、厳しい環境が伺えます。



クスコに到着。標高が3400メートルあり、高山病にかかる人が多くあります。
人ごとのように書いていますが、自分もしっかり発症してきました。
町の教会には、インカ時代の神殿を壊してその土台の上に建てられたものがあります。
この教会も、よく見ると土台の方にインカ時代の石積みが見られます。


市内中心部を回った後、郊外の要塞跡へ。
ここでも大きな石を使った精緻な石積みが見られます。
丘の上に登ると、空気が薄いため全力疾走したのと同じくらい息が切れてしまい、その後気持ちが悪くなってかなりしんどい思いをしました。
一緒に行った友人は何ともなかったのですが、日頃の運動量の差でしょうね・・・

次の日は、いよいよマチュピチュです。
クスコから列車に乗って、遺跡の麓へ移動。
クスコの外縁部に登るために、列車は4回もスイッチバック。
そんなことは知らなかったので、一気にテンションがあがります(笑)
いったん登った列車はその後川沿いにどんどん高度を下げ、最終的には2000メートルくらいまで降ります。
麓の駅から九十九折りの道をバス25分ほど上り、しばらく歩くと・・・



この眺めです。
はるばる来た甲斐がありました。
遺跡そのものもさることながら、周囲の切り立った山と谷が、その神秘さをよりいっそう際だたせています。

アルパカも歩いています。

遺跡を奥から手前に向けてみると、こんな感じです。


遺跡内にもアルパカが。
雑草取りに一役買っているようです。
アルパカの毛織物は、ペルーの至る所で売られていました。
帰りの列車の中でも、乗務員によるファッションショーの後、アルパカの毛織物の販売が行われていました。
乗務員の方の中には、いったい乗務員とモデルのどっちが本職なんだ?と言う身のこなし方の人もいましたが・・・


最終日は、再びリマに戻って半日ほど観光。
この日は市内の暮らしぶりにも注目してみました。
路上には、駅の売店のような店や本屋さんが交差点などにおかれ、朝にはそれらを押してくる人を見かけました。
歩道に立つ両替屋さんも多くいました。


また、市内には鉄道が皆無なので、バスが公共交通の主流です。
雑多なバスがたくさん走っており、見ていて飽きません(そんなのは自分くらいかもしれませんが)。
外国からの中古車と思われる、かなり年季の入ったものも多く見かけました。


リマは海に面しており、海岸にも行ってみました。
かなり浸食されているのがわかります。
夜は夜景がきれいでした。
この後また丸一日かけて日本に帰りました。
遠かったですが、日本やヨーロッパとはまた違った文化が体験でき、有意義なものとなりました。
おみやげとしては、こんなものを買ってみました。
おしまい。

エゴプロ(4):原研哉

こんにちは。
M2のせいじんです。

エゴプロ(自己満足:エゴで情報を発信するコーナー)です。
今回のテーマは、デザイナー原研哉。
本当に心から尊敬している先生です。

好きになったきっかけは・・・
出入りしているコンサルタントの代表が書いた
「マゾヒスティック・ランドスケープ」という本にゲストとして出演してたからです。
(ちなみに、岡田昌彰先生もゲストスピーカーとして出演されています。)
その対談の内容を読んで、やっばーと思い。
原先生の名著「デザインのデザイン」を読みました。
この本は、今でも僕の中で伝説の本として君臨しています・・・

その当時、まだ読書に不慣れな僕にとっては
内容がとてもインテリちっくだったので、理解するのに時間が必要でした。
かなりゆっくりと、味わいながら読んだ記憶があります。
ただ、そんな僕にでも、その思想とたくみな文章表現のとりこになってしまいました。

一昨年の正月でした。
家族と直島に行こうとフェリーのキップ売場でチケットを買うために
並んでいたら、でっかい黒ずくめの男性が僕の後ろにいました。

なんかどっかで見たことあるなーこのおっさん、いや紳士・・・


あ!!!原研哉や!!!!!!


そう、原先生に運命的な(笑)出会いをしたのです。
シンクロニシティ?

彼も、僕と同じ岡山県出身です。
見たところ、ご家族と旅行をされているようでした。


いきなりあった時は
まさか・・・と思っていたのと
かなりびびっていたので、ずっと様子をうかがっていたのですが
勇気を振り絞って、船の中で声をかけました。

僕:「原先生ですか・・・?」
先生:「はい。」
(うっひょー)
奥さん:「やだ~恥ずかしいw」
僕:「さ、サインしてもらえませんか?」
先生:「はいはい」
(しばらくメモ帳をみながら何か考える)
先生:「デザインを勉強されてるんですか?」
僕:「えっと、建築などを・・・」

というやりとりを通じて、サインをゲット
普段あんまり声をかけられないのか、結構とまどっていらっしゃった。
確かこの出来事は、嬉しすぎて研究室のメーリングリストに流した記憶があります(笑)


その他にも、何も知らずに「長崎県美術館」を訪れた際に、トイレとかのピクトグラムとか
サインデザインが素敵だなーと思って、帰って調べてみるとそれが原先生のデザインだったとか
なにかとご縁があります。

嘘のような本当の話もありましたが、そういう意味でも大好きなデザイナーさんの紹介でした。

最後にコインランドリーの設計をされたときに

賞を受賞された作品の動画です。かっこいいです。



seeeeeijin

2008/06/23

打ち水 第1回学生チーム打ち合わせ の報告

m2 ヤマネ です。


打ち水に関する連絡です。
まだまだ今からでも参加できまーす♪ 随時、募集中!!


第1回学生チーム打ち合わせ の報告
日時:6月18日(水) 18:00~20:00

場所:橋本工務点 2F
出席者:茨木市都市計画課  岡田さん
         阪大      宮本くん、中山くん、松本さん、中さん、ニサさん、
         近大      ヤマネ、はこちゃん、井階くん、浅井さん、西牟田さん
         商店街     中尾さん

内容としては、
  ・自己紹介
  ・前回の反省
  ・今年は何をやるか近大チーム・阪大チームで考えてきた案の出し合い、 です。

【近大チーム案】
  ・ビール(売り歩き+打ち水)
  ・りんごあめ
  ・○○づくり(教室) 
  ・スタンプラリー
  ・実験系(参加型) わりばし鉄砲、べっこうあめ、紙ヒコーキ、スライム etc
  ・うちわづくり
  ・キャンドル
  ・まちの写真ショー

【阪大チーム案】
  ・シャボン玉  いろいろのものを使って(ざる、ハンガー etc)、大きなシャボン玉
  ・花火
  ・水鉄砲
  ・水で絵を描く
  ・虹をつくる
  ・劇

お互いの意見を聞いたうえでもう一度考えてくることになりました。


そこで、
明日、24日(火)18:00~ 研究室(33-204、205)で近大チームでの打ち合わせをします
打ち水に興味のある人は参加してください。また、当日参加できない人でもどんなことをやろうとしているのか見に来るだけでもOKです。

また、翌日25日(水)18:00~ 茨木市春日商店街事務所で第2回 学生チームの打ち合わせがあります。阪大チームとの顔合わせという意味もあるので、参加可能な人は参加してください。

2008/06/22

夢をかなえるゾウ



せいじんです。

みなさんにおすすめしたい本があります。
「夢をかなえるゾウ」です。

最近、巷ではやっている自己実現系の本の中でも
もっともおすすめしたい本です。質が高いというか読みやすい。
これは我が「ひさけん」のバイブルにしたいほどです(笑)
なぜなら、最後のオチを読めば分かりますし、人事だとは思えなくなる人がたくさんいるはずです(意味深)

あなたは今の自分に満足していますか?
変わりたい、変わりたい、と思っていても
なかなか自分のいやなところを変えられない自分がいる。

そんな人に是非おすすめです。

話は少し脱線しますが
養老先生がいつも小難しく言っていること
「現代人は自分が変わらない」と思い込んでいる。
などとトゲトゲしくいつも指摘していますが(笑)

自分は変わらないと思っているから
学ばない。「学ぶ」とは何か、それは今の自分が「変わって」新しい自分になることである。
また養老先生は情報化という言葉を違う意味で使っておられる。それは人間が「変わらない」ものつまり「情報」になってしまった、と。

・・・とまぁ、小難しい話は置いておいて

なんか最近おもしろいことないなーとか
何やってもだめだわーとか
彼氏・彼女できないかなーとか

思っているみなさん

だまされたと思って読んでみてください!
そして、もっと「ひさけん」を盛り上げていきましょう!

僕も、ゾウの神様からのアドバイス、がんばって実践します!


追伸:この本を読んだ何人かの人は、あっ!あれやっぱええことだったんや!って気付くはずです(笑)ヒント・・・HRで一回話題になったネタです☆

2008/06/20

彫刻家:宮永正文



せいじんこと信川です。

最近、上の写真の人といい出会いました。
宮永正文さん。

かれは、三重県鈴鹿市において個人で土建業を営む人です。
そのかたわら、彫刻家としても活動されています。
彼の作品は、三重県の県展で最優秀賞を受賞しました。
それがもとで、いろんなとこから声がかかっているそうです。
そして彼は、現在、四日市大学で講師もされています。

連日、話題に出しているhoz-proの現場で出会いました。

その日、製材所のオーナーから、彼の作品の写真を見せられて
うおーーーーーーと思い
プロジェジェクトの運営そっちのけで、彼と話し込んでしまいました(笑)

その彫刻作品がとてもすばらしいと感じたからです。


「人・反転」と題されたその作品は
なんと
100%廃材でできているのです。
要するに、完全にエコアートなのです。。


作品の写真がなくてごめんなさい。
ネットにはまったくのっていないのです・・・



かれは「すかっと」という口癖があります。


宮永さん:「里山の風景もな、すかーっとせないかん。」

宮永さん:「歌川広重の絵もな、すかっとしとる。」


そんなあなたが一番「すかっと」してます

彼はこう言ってました。

「私は、大学で先生しとるけども、きれいな言葉はつかわれへん。でもフアン(ファン)はたくさんおるとよ。ふぉっふぉっふぉ」

これからも、宮永さんとのお付き合いは大切にしていきたいです。

seeeeeijin


2008/06/18

えひめAI-1(あいいち)

せいじんです。

hoz-pro(三重県伊賀市島ヶ原におけるまちづくりプロジェクト)ではNPO法人おかみさんの会から食のサポートをしてもらっています。代表者の穂積澄子さんから、先日のhoz-proで思わぬ素敵なプレゼントを頂きました!

それは、えひめAI-1(あいいち)という消臭剤、洗剤。愛媛県で考案されたものだそうだが、これ食べられるものだけで簡単に誰でも作れてしまうんです。
澄子さん曰く「こういうのを、うちら女性、おかみさん達が世に広めていかなあかんねん。」と言ってました。その効き目は抜群!実際に使ってみると、なんとあのキッチンの嫌なにおいがまったくしません!さらに、トイレで用を足した後にこれをしゅっと1吹きかけるだけで、臭いが消えちゃうんです。

すごいですよね?(じゃぱネットたかたみたいに)
しかも、なんと食材で自分でつくれるんですよ。
ほんと、すばらしい画期的な商品なんです(まだじゃぱねっとたかたみたいに)


・・・

ちなみに、私の卒業論文のタイトルは「エゴからエコへの転換による持続可能な・・・」です。
まさに、エゴからエコへ転換できそうな具体的な「お袋の知恵です。」
登山家の野口建さんが「エコなんて頭でばっか考えてないで、なんかできることやろーよ!」と
いつも怒っていますが、これでまた、具体的にエコ活動ができそうです。

ちなみに、このエコ活動は水質汚濁の解決に一役かってくれるわけですよね。
環境問題はCO2だけじゃないことを最近の世論は忘れがちかもしれませんな。
環境問題は、流行り廃りがあるんですよねー。

つくり方のレシピをもらったので今度、えひめAI-1(あいいち)を作るワークショップを企画しようかな。
材料費はじゃぱねっとは負担しません。

2008/06/17

まちあるき報告(大山崎)

M2のせいじんこと信川です。
6/13(金)に行われた、まちあるきについて全体の報告をします。
6/19(木)に行われる、報告会の後、それぞれ詳しいBLOGを参加メンバーがUPする予定ですので楽しみにしてください。

さて、今回のまちあるきの舞台は京都府「大山崎」。
天王山という言葉が、常用語として使用されるほど歴史的にもメジャーな地。

主な訪問先は
大山崎町歴史資料館+アサヒビール大山崎山荘美術館+妙喜庵+サントリー山崎蒸留所です。


アサヒビール大山崎山荘美術館。
これは、山荘建築を保存した本館部分。


こちらが安藤忠雄設計の新館へとつながるエントランス。






ここは、本館のテラスなり。最高の眺望と、涼しい風と、きんきんに冷えたビールを堪能!
やばすぎます。個人的に、ここに住みたいと思っています。


かんぱーい!!


みんなうまそー!に飲むね(笑)


アサヒビールからCM依頼が来て、久研のスポンサーになってくれないかな。


こんな景色を観ながら、生ビールが飲める・・・
こんなすばらしい所を、僕はあまり知らない。


本館にあったステンドグラス。


庭で展示されている、彫刻。


庭から本館を見る。まさに、自然環境に溶け込んだ建築ということがわかる。
安藤忠雄氏が手がけた新館は、さらに溶け込んでいる。いや溶け込んでいるというかほとんど自然に埋まっている。


なんと!帰り際に、学部のときの親友。北川君に遭遇。
偶然すぎてきもちわりーです(笑)こういう現象のことをシンクロニシティというのでしょう。
きゃわいい彼女も相変わらずきゃわいかったです。


さて、こちらはサントリー山崎蒸留所。すごい、熱気とにおい!
そして、なんかかっこいいし、これ。


樽でーす。


樽にそれぞれ詰められた年代が書かれています。
最年長は、なんと1924年!もちろん、僕も、あなたも、同い年の
樽が、ウイスキーがここに眠っているわけです。熟成って半端ないですね。


見学の後は!お酒!ただ酒!!(爆笑)
「山崎」「白州」、それぞれの銘柄の風味の違いを楽しみました!


みんなに好評だった、つまみの「バターコーン」。
みんなこれ、めちゃおいしかったよなー!!??売ってたらいっぱい買いたいほどです。


ずらー


とっても充実した、楽しい一日でした。

メンバーの満足度もかなり高かったようです。

梅田に帰っても、また飲む(笑)カラオケでも(笑)
お昼ごはんも、十分にとれなかったので、みんな中華にがっつく光景。


今回のまちあるきは、脳も身体も肝臓も鍛えられた一日でした!
まちあるき、そして久研最高。


ちょっぴりハイテンションな日記でしたが
もう酔ってません。

seeeeeijin