2008/06/24

地球の反対側に行ってきました

先週1週間、友人と二人でペルーに行ってきました。
日本のほぼ反対にあたり、直行便もないため、到着まで20時間以上かかります。

アメリカのヒューストンで乗り継ぎ、ペルーの首都、リマへ。



銀行に併設された博物館で、インカ以前に栄えた文明の品々が展示されていました。
金を使った細工は、かなり以前から行われていたようです。
動物の描写が多く、そのデザインは現代にも通用するようなものに感じました。
南アメリカと言えばインカ帝国、と想像していましたが、インカ帝国の時代はスペインが来るまでのたった数百年間だそうです。





町の広場に面して、大きな聖堂があります。

写真を写す直前まで、市内観光か社会見学に来ていた小学生が、聖堂前の階段で記念撮影をしていたのを見ると、リマを代表する建築物のようです。



建築学科出身者としては、建物の建て方も気になるところです。


たまに大地震があるためか、建物の多くは鉄筋コンクリート造を基本としており、鉄筋もしっかりと入っていました。

太さが日本と比べると細いような気もしますが・・・


次の日はリマからクスコへ飛行機で移動します。


アンデスを横に見ながら飛ぶのですが、窓際の席に座っていた老夫婦が席を替わってくれたので、山々の連なりを間近に見ることができました。


山にはほとんど木がなく、高い山は頂上に雪を頂いているなど、厳しい環境が伺えます。



クスコに到着。標高が3400メートルあり、高山病にかかる人が多くあります。
人ごとのように書いていますが、自分もしっかり発症してきました。
町の教会には、インカ時代の神殿を壊してその土台の上に建てられたものがあります。
この教会も、よく見ると土台の方にインカ時代の石積みが見られます。


市内中心部を回った後、郊外の要塞跡へ。
ここでも大きな石を使った精緻な石積みが見られます。
丘の上に登ると、空気が薄いため全力疾走したのと同じくらい息が切れてしまい、その後気持ちが悪くなってかなりしんどい思いをしました。
一緒に行った友人は何ともなかったのですが、日頃の運動量の差でしょうね・・・

次の日は、いよいよマチュピチュです。
クスコから列車に乗って、遺跡の麓へ移動。
クスコの外縁部に登るために、列車は4回もスイッチバック。
そんなことは知らなかったので、一気にテンションがあがります(笑)
いったん登った列車はその後川沿いにどんどん高度を下げ、最終的には2000メートルくらいまで降ります。
麓の駅から九十九折りの道をバス25分ほど上り、しばらく歩くと・・・



この眺めです。
はるばる来た甲斐がありました。
遺跡そのものもさることながら、周囲の切り立った山と谷が、その神秘さをよりいっそう際だたせています。

アルパカも歩いています。

遺跡を奥から手前に向けてみると、こんな感じです。


遺跡内にもアルパカが。
雑草取りに一役買っているようです。
アルパカの毛織物は、ペルーの至る所で売られていました。
帰りの列車の中でも、乗務員によるファッションショーの後、アルパカの毛織物の販売が行われていました。
乗務員の方の中には、いったい乗務員とモデルのどっちが本職なんだ?と言う身のこなし方の人もいましたが・・・


最終日は、再びリマに戻って半日ほど観光。
この日は市内の暮らしぶりにも注目してみました。
路上には、駅の売店のような店や本屋さんが交差点などにおかれ、朝にはそれらを押してくる人を見かけました。
歩道に立つ両替屋さんも多くいました。


また、市内には鉄道が皆無なので、バスが公共交通の主流です。
雑多なバスがたくさん走っており、見ていて飽きません(そんなのは自分くらいかもしれませんが)。
外国からの中古車と思われる、かなり年季の入ったものも多く見かけました。


リマは海に面しており、海岸にも行ってみました。
かなり浸食されているのがわかります。
夜は夜景がきれいでした。
この後また丸一日かけて日本に帰りました。
遠かったですが、日本やヨーロッパとはまた違った文化が体験でき、有意義なものとなりました。
おみやげとしては、こんなものを買ってみました。
おしまい。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいねー!!
現地の女性(人間)の写真があまりないのが残念ですが(笑)アルパカがかわいかったのでよかったです。おみやげ期待してます。