2009/11/18

九州横断旅行:豊後高田編

M1福田です。

11月8‐9日の間でM1あっつ~と一緒に
春に使った『西日本パス』を利用し伝建地区を巡る旅に行ってきました。
今回は地域を絞って、九州横断してきました!!

春の記事も良かったらどうぞ
http://hisaken2008.blogspot.com/2009/06/blog-post_29.html

初日、まず向かったのは大分県豊後高田!!
昭和ブームの中、知っている人もいるかと思いますが
古きよき「昭和のまち」宣言を日本で初めてしたまちです。



豊後高田が面白いのは初めからではありませんでした…

湯布院・別府など観光資源が多い大分県の中でも
「1番のおちこぼれ」と称される場所でした。

そんな豊後高田が「昭和のまち」宣言をしたのは2001年です。
当時のキーワードは4つ挙げられます。


パラペットと呼ばれる後から建物の正面に付け足した”化粧”をはがし
看板からプラスチックを排除し昔の雰囲気をだす
「昭和の建築再生」






2つ目
博物館に飾るほどの貴重さや希少さはなくとも
それぞれの店にとってかけがえのないお宝を展示する
「一店一宝」



実際に触れる所もあります





テレビの上の機械は何か分からなかったので、
通りすがりの人に聞いてみるとポップコーン製作機らしいとのことです

どの宝も大事に使われていたことがよく分かるすごい一宝でした。


そして3つ目
大手量販店にはないその店独自の商品を提供する
「昭和の商品再生」
なつかしいラムネ瓶

鯨カツとコッペパン お店の人が見当たらないと思ったら
隣の喫茶店にいるから声をかけてとの張り紙が




最後に
もてなしの”心”を持った当時の商人ありかたそのものを復元しようという
「昭和の商人(あきんど)再生」
あっつ~が左手に持っているカツを2人で買ったら
別売りのポテトを山盛りサービスで付けてくれました

道端で、お手製の漬物を売っていたのでお土産に1つ購入。

話を詳しく聞くと、向かいの電気屋の奥さんが
1年間分漬けておいて、小出しで売り出しているとのこと。(すごい!!)



以上の取組みにより、人が歩いていることも珍しかったまちに
今では平均15台(多い時には30台もの)の観光バスが来るとのことです。

しかし、決して簡単にたどり着いたのでも
たまたま時代の流れに乗ったのでも無いとの事。

10年という長い年月をかけて
自分たちのまちを徹底的に研究し
『まちにあるものを活かしたどんな取組みなら受け入れられるか』
を地元の商業者と商工会議所の人達(スタートは5人)が中心となって
豊後高田という存在を隅々まで検証して辿り着いたとの事です。

現在も地元の主婦の方々がボランティアとして
何を目的にどこから豊後高田に来たのかを分析されていました。

今回豊後高田で一番に感じたことは
地元の人がノッているまちは本物感が違うということでした。
モノが良くても人の心は動かない。
やはり、人が地域・雰囲気を作っているのだと思いました。

何気なく訪れたまちが
何度でも訪れたい
大好きなまちになりました。

1 件のコメント:

あっつ~ さんのコメント...

豊後高田、予想を超越してすごかったね!!
しかもかなり調べ上げてくれたみたいで…(汗)