2010/07/04

尼崎運河クルージング



M2福田です。

6月6日と一ヶ月ほど前の話になってしまうのですが、
東大阪・八尾広域研究会の方々にお誘いして頂き
『尼崎運河クルーズ』に参加してきました。


調べてみると、尼崎南部再生研究室(あまけん)というまちづくりのNPOの方々が、日数限定で企画されている超レアなクルーズでした。

阪神工業地帯の中心部である尼崎の工場地帯を
尼崎南部の隠れた名所である運河の船上から見学する。
その際に、ガイドの方が尼崎にちなんだ歌を流しながら
各工場の魅力や説明をしてくださる事で
より多くの人が運河の魅力を体感できるという素晴らしい企画でした。

特に今回は「廃墟ディスカバリー」として有名な
人気ブロガーの小林 哲朗さんの工場の映し方講座も聞くことが出来るという事でとても楽しみにしていました。
(僕の分まで予約して頂いて本当に有難う御座いました)

講演開始後には座れなくなる程の方々が参加なされていました。

講演会の中から特に印象に残っているお話を幾つか紹介します。
・工場にハマったキッカケは、ゲームの「FFⅦ」の魔晄炉だと言うこと。
 (ほぼ、同世代だったのでとても親近感が持てました。)

・仕事は別でしながら、空いている夜間や休日を利用して趣味として活動されているということ。
 (継続が写真集を出すまで突き詰められる事は凄いことだと思いました。)

・行き先はインターネットから検索して探すのではなく、Google マップなど地図を拡大していって、四角い所がだいたい面白そうだと目星をつけて撮影ポイントを探されているとの事です。
 (この発想はひさけんのまちあるき企画には無かったですね・・・)

・暗い空との写真を撮る際には、昼間の活動によって塵が舞った夜よりも空気のキレイな朝方がオススメである。
 (細部へのこだわりが物凄い!!)

・サビや無数にも重なる管など、機能重視の効率化によるムキ出しが魅力である
 (後半でまた語らせて頂きますが、実際見るとすっごい同感です!!)

・また、来る人が増えることによってマナーの悪い人が増え、立入禁止になるスポットも有り、淋しい思いをなさっていると言うことです。
 (田舎の工場の方がまだ知られて居なくゆっくり堪能出来るようです!!)

・工場を最もキレイに映す為の撮影ポイントを探すことが一番の楽しみである。
 (遠景好き。近景好きなど…人によって好みが全然違うらしく、工場好きは奥が深いです。)

・工場からモクモクと出続けている白煙は実は水蒸気の所が多く、環境には無害だと言うこと。
 (見た目に惹かれて興味を持ったとしても、好きになる事で、中身にまで興味の対象が広がるということ)

話題が多くて本当に伝えきれませんが…
今アツい工場ネタや工場撮影のポイントなど
また詳しい話は直接聞いて下さいね。

僕も岡田先生の授業のネタとして参考にさせて頂いていたので
個人的にもテンションがグッと上がっていました。
(クルージング後には本にサイン貰ってしまいました。)

この本も研究室に置いておきます!!


1時間の講演が終わっていざクルージングへ

朝日新聞とNHKの取材の方も一緒の回に乗られて居ました。


なんと小林さんも乗り込んで、直々に撮影ポイントを指導してくださいました!!


見えてくるのは効率性を重要視した日常のまちには無い風景




この形も凄いです


サビや管の魅力も目の当たりにしていきます。





このカーブは膨張して爆発しないようにとのこと

遠景も好きです






僕が個人的に一番注目した部分は屋根!!
きっと一つ一つに意味が有るんです。








並んでいる個数。形。全てが個性的でついつい目がいってしまいました。

運河側からの景色というのは中々見ることが出来ないとの事で
非常に貴重な経験が出来ました。
まちを見るのとはまた違う感動です。

クルージングを終えると先程の取材の方々に掴まってしまいました
(僕がトロいのか(笑)みなさんが逃げるのが旨いのか…)

でも本当に話をしてただけなのに
いつの間にか「す~っと」カメラと音声マイクが近づいてくるんですよね
(さすがプロです。。。)

NHKは土曜日のぐっさんの出ている「ワンダー×ワンダー」という番組らしいです。
もしかすると9月頃にチラッと出てくるかも知れません(笑)

その後はちょっとした尼崎のまちあるきへ
また後日報告しますね。

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